法経営
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2弁護士 田口 正輝弁護士 平岡 将人法律事務職員の活用について平岡:田口先生と私は,日弁連の業務改革員会の法律事務職員関連小委員会の副委員長という立場にいます。お互いに,弁護士と法律事務職員について考える立場にありますが,田口先生の法律事務職員との関わりはどういった始まりだったのでしょうか。田口:私と法律事務職員との関わりは,弁護士登録後イソ弁として入所した法律事務所が最初ということになります。その事務所では,新人弁護士は,法律事務職員に任せることもまずはひととおり自ら実践しておくべきという方針で,私も法律事務職員と一緒に役所や法務局に行き戸籍謄本や登記などの申請手続を学びました。独立した後,この経験が大いに役立ちました。平岡:なるほど。法律事務職員に教えてもらったことも多かったと田口:そうですね。法律事務職員の仕事は,このような書類の申請や申立書の作成といった法律業務の補助以外にも,電話や来客の対応,外回りなど多くあり,法律事務職員が法律事務所を支える重要なスタッフであると実感しています。平岡:受任事件の補助業務ではどうでしょうか。田口:私は,イソ弁時代,基本的に書面は自分で作成し,法律事務職員には誤字などのチェックをお願いするくらいでしたが,独立開業後,法律事務経験のある法律事務職員が,何ら指示をしていないにもかかわらず,自ら書面を作成し私にチェックを求めてきたことがありました。いうことですね。

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