フローチャートでよくわかる 市民課窓口マニュアル
20/50

3即戦力としてできる市民課窓口の証明書交付事務皆さんが4月1日に市民課窓口に配属されて挨拶に来た際は,市民の方で窓口は混雑している状態です。何か先輩のお手伝いをしたいのですが,何から取り組んでいいのか分かりません。4   市民課業務編そこで,短期間で即戦力となれるよう4種類の証明書交付事務(印鑑登録証明書,住民少し窓口が落ち着く4月中頃までは,証明書交付を作業と割り切ってください。また,分からないことや問題が起こったら,すかさず先輩にバトンタッチしても大丈夫です。難しい法的な関係やシステムの構成は落ち着いたときに勉強できますので,その時に質問ができるよう疑問点や問題点をメモしておくことも1つの方法です。皆さんが最初にするべきことを順に記載します。① 各システムへの個人認証登録住民記録システムと戸籍情報システムのパスワード登録(市区町村によっては指紋認証,市民課の証明書交付事務の中で印鑑登録証明書の交付事務は最も簡単な事務です。窓口に異動してすぐに即戦力になることができますので,確実に理解してください。住民票の写しの交付作業は,印鑑登録証明書と比較して難易度は高くなります。住民票の写しの交付制限や本人確認についてはしっかり勉強してください。印鑑登録証明書と住民票の写しの交付ができれば,混雑時の窓口で大きな戦力になることができます。④ 住民票の写しの交付作業と並行して,広域交付住民票の写しの交付を勉強します。齢者医療制度,福祉関係の手続き等についても聞かれることがあります。市民の窓口での用件が終わったときでも,要件は全て終わられましたかと確認してください。市民の用件が終わったら,最後の確認を行う。票の写し,戸籍の附票の写し,戸籍謄抄本等)について説明します。静脈パターン認証,顔認証等の生体認証を行っています。)を行います。必要があれば,住民基本台帳ネットワークシステム端末やマイナンバー総合端末への登録も行います。② 印鑑登録証明書の交付事務を勉強し,窓口で実践します。その際には,先輩がどのような説明をしているのか勉強することも大切です。複数の用件を抱えて市民課に来られる高齢者の中には,他の用件を忘れている場合があります。最後に要件は全て終わられましたかと確認してください。③ 住民票の写しの交付作業を勉強し,窓口で実践します。住民票の写しの交付が理解できれば,すぐに取り組めます。住民票の写しは,その市区町村の区域内に住民登録されていることを公証する証明書です。これに対して,広域交付住民票の写しは,他市区町村に住民登録されている

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る