民ガイ
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¥1 信託とは、財産を持っている人(委託者)が、信頼できる人(受託者)に対して、「この財産をこんなふうに管理・処分し、その財産から生じる利益はこの人(受益者)に対して給付してほしい」ということを信託契約や遺言など(信託行為)でお願いし、その財産(信託財産)の名義を受託者に変更するなどして管理・処分等をしてもらうことをいいます。 例えば、次のような場合に信託を活用することがあります。 ①の場合は、例えば、Aさんと長男が、Aさんを委託者兼受益者、長男を受託者とした信託契約を締結することで、信託後は、Aさんはこれまでどおり信託財産から生じる利益を受けつつも、長男に財産の管理・処分等を託すことができます(図表1─1)。図表1─1 Aさんの場合委託者受益者受託者Aさんこれまでどおり利益はほしいけれど、自分の財産管理能力に不安がある信託給付長男1 信託とは① 高齢で将来の財産管理に不安のあるAさんが、今後の財産管理に係る負担を軽減したい場合1 信託とは 第1章 はじめに

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