学労
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178 次に原口先生と石垣先生にお聞きします。先生方は中高一貫校に勤務されていたのですが、教員をされていたときの1日の労働時間は大体どのくらいでしたか? また、どんな業務に時間がかかったでしょうか?終章 教員出身の弁護士が考える学校の働き方改革について1 教員の1日の労働時間はどのくらい?神内 本日は教職経験もある弁護士の方に、教師という仕事の特徴について、弁護士の視点も踏まえた貴重な意見をお伺いしたいと思います。まず、小学校の先生をされていた坂本先生にお聞きします。先生は教員をされていたときの1日の労働時間は大体どのくらいでしたか? また、どんな業務に時間がかかったでしょうか?坂本 私は、東京都の公立小学校の教諭でした。音楽専科として1年間勤めまして、その後、学級担任となりました。教員時代は、子育ての期間とも重なっていましたので、保育園のお迎え時間まで働くのが常でした。在校時間としては、午前8時15分から午後6時までです。学校の外に出てみて、普通は「お昼休み」があるのだと気付きましたが、お昼の時間は給食指導、連絡帳の返信、漢字テストの丸付け等をしていましたし、放課後までは休みなく働いている感じでした。業務としては、授業時間が当然一番長いですが、小学校の場合、基本的に全教科を担当していることもあり、授業の準備にも時間が必要でした。神内 やはり小学校の先生はほとんどの教科を担任の先生が担当しているし、授業の空きコマもほとんどないし、給食指導もあるし、休憩時間が取れないという実態が指摘されていますが、坂本先生のご経験もまさにそのとおりで、ご家庭との両立も大変だったと存じます。原口 私は、私立の中高一貫女子校の国語科教諭をしていました。業務内容は、クラス担任として生徒指導などに関わること、授業に関

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