Q&A 実務家のためのYouTube法務の手引き
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2 利用規約⑴ YouTubeの利用者1 3つの規約⑵ YouTubeの利用91 利用規約のポイント 少し分かりにくいのですが,YouTubeの特徴は,YouTubeに動画を投稿するYouTuber等が守るべき規約が,上記のように3つ存在する,という点です。そして,適用される規約のうち,利用規約は抽象的なものであり,それを具体的にしたのがコミュニティガイドラインと各種ポリシー等である,ということができます。 「法律的には違法ではない」としても,利用規約及び利用規約と一体となったコミュニティガイドラインと各種ポリシーに違反してしまうと動画を削除されてしまうので,投稿する場合には,それぞれに気を付ける必要があります。 規約によれば,YouTubeを利用するには,13歳以上である必要があります。ただし,親又は保護者によって有効にされていれば,あらゆる年齢で,YouTube及びYouTube KidsTM動画サービスの利用が可能です。 ユーザーの親又は保護者は,子どもがYouTubeを利用することを許可することにより,契約の規定対象となり,YouTubeでの子どもの行為について責任を負うことになります。 規約によれば,コンテンツの閲覧や検索など,サービスの一部はGoogleアカウントがなくても利用できますが,Googleアカウントがあれば,動画を評価したり,チャンネル登録したり,自分のYouTubeチャンネルを作成したりすることができます。 ユーザーは契約及び適用される法律を遵守する限り,YouTubeにアクセスして利用できますが,10項目の禁止事項が定められています。一般的なものもありますが,以下に抜き出した事項には,特に注意が必要です。

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