Q&A 実務家のためのYouTube法務の手引き
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⑵ チャンネル審査10717 YouTubeにおける収益化 これらの利用資格を満たしていれば,誰でもパートナープログラムに申し込めます。 コミュニティガイドラインの違反項目は,「スパム,欺瞞行為,詐欺」「ヌードと性的なコンテンツ」,「子どもの安全」,「有害または危険なコンテンツ」,「ヘイトスピーチ」,「ハラスメントやネットいじめ」等であり,チャンネルにこのようなコンテンツが入っていると収益化が無効になるだけでなく,コンテンツが削除されたり,チャンネルが停止されたりする可能性もあるので注意が必要です。 また,持っているAdSenseアカウントが1つだけであることを確認し,申込手続では,収益を受け取るためのAdSenseアカウントに接続する必要があります。持っていない場合は,画面の指示に沿ってアカウントを作成し,関連づけなければいけません。 チャンネルの総再生時間4000時間と登録者数1000人という2つの条件を満たした時点で,YouTubeの自動システムと審査担当者によってチャンネルのコンテンツが審査されます。審査は開始から1か月以内には完了し,結果が通知されます。審査は何度でもチャレンジが可能で,収益化ポリシーなどの違反が理由で審査に通らなかった場合は,不承認から30日後に再申請が行えるようになります。 パートナープログラムへの参加が承認された場合には,広告表示を設定し,動画の収益化を有効にすることができます。① すべてのYouTubeのチャンネル収益化ポリシーを遵守している。② YouTubeパートナープログラムを利用可能な国や地域に居住している。③ チャンネルに有効なコミュニティ ガイドラインの違反警告がない。④ 有効な公開動画の総再生時間が直近の12か月間で4000時間以上である。⑤ チャンネル登録者数が1000人以上である。⑥ リンクされているAdSenseアカウントを持っている。

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