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Ⅳアプリ利用規約のサンプルと解説サンプル33 アプリ利用規約【アプリ名】サービス利用規約【アプリ名】サービス利用規約(以下「本規約」といいます)は、【自社の商号】(以下「当社」といいます)が提供する【アプリ名】(以下「本サービス」といい、定義は第1条第1号記載のとおりです)の提供条件および当社とユーザーとの間の権利関係が114 第3章 アプリ利用規約30 Apple「サブスクリプションの通知に関するアップデート」(2022年5月16日)(https://developer.apple.31 Apple「自動更新サブスクリプションを使用する」(2020年1月19日)(https://developer.apple.com/jp/32 Appleメディアサービス利用規約「B.本サービスの利用 サブスクリプション」33 本サンプルを含む本書のサンプル等は、あらゆるアプリサービスに適合することを保証するものではありが可能になりました30。App Storeにおける自動更新サブスクリプションとは、「ユーザーがAppのコンテンツ、サービス、プレミアム機能を継続的に利用できるようにするもの」で、「各サブスクリプションの期間が終了すると、ユーザーがキャンセルしない限り自動的に更新」される課金システムを指します31。自動更新サブスクリプションの価格をユーザーへの通知のみで変更できる機能は、アプリストアであるAppleとユーザー間で締結されるアプリストア利用規約32およびその一部を構成するドキュメントにおいて定められているものと考えられます。しかし、自動更新サブスクリプション価格の変更は、定型約款であるアプリ利用規約の変更に当たるものである以上、変更が有効になるためには、変更要件(民法548条の4)を満たすか、または各ユーザーから個別に同意を得ることが必要になるものと考えられます。以上の点からすれば、アプリ提供者が、自動更新サブスクリプションの価格をユーザーへの通知のみで変更できる機能を利用する場合、アプリ利用規約において当該機能を利用する場合があることを定めた上で、定型約款の変更時に求められる手続的要件についても遵守する運用を行っておくことが無難といえるでしょう(後記Ⅳ(サンプル条項例)3条参照)。com/jp/news/?id=tpgp89cl)news/?id=kipzd3t6)ません。個別の案件については弁護士等にご相談ください。本サンプルの使用等から生じる結果について、著者らおよび出版社は責任を負いかねる点についてあらかじめご了承ください。

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