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208　第６章　いわゆる「資金決済法に基づく表示」とは資金決済法に基づく表示をアプリ内に適切に表示できるようになるまでには、予想外に時間がかかる場合もあります。具体的には、アプリ内に資金決済法に基づく表示を掲載する場所を確保しておらず、アプリの追加開発とアップデートが必要となる場合です。特にiOSアプリでアップデートが必要になる場合には、Appleによる審査期間を考慮しておかなければなりません。少なくとも、自家型発行者の届出が必要となることが予想された時点で、資金決済法に基づく表示をアプリ内に適切に表示できるよう準備を始めておくのがよいでしょう。３　表示時期アプリ事業者は、自家型前払式支払手段（資金決済法３条４項）のみを発行する場合、自家型発行者としての届出（前記Ⅱ４⑴参照）を行うまでは、資金決済法に基づく表示義務を負いません。もっとも前記のとおり、届出をして自家型発行者となる前から、任意にこの表示を置くケースも多く見られます。