事案から学ぶ 履行困難な遺言執行の実務
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8 目 次第3章【事案7】 遺言文言の解釈が問題となった事例 論 点・遺言文言の解釈あるいは遺言の意思解釈に関する原則的な裁判例はあるか・「一切の預貯金を姪に相続させる」という遺言をどう実現するか・遺言者に姪が3名いた場合はどうするか・遺言者が姪3名のうち2名とは生前には面識がなかった場合はどうするか・相続分譲渡交渉を具体的にどのように進めるか・相続分譲渡を得られない場合にはどうすればよいか【事案8】 民法965条による民法886条・891条の準用(相続欠格事由) 論 点・人工授精と体外受精の異同、生殖補助医療の現行民法での位置づけ・体外受精により懐胎した胎児を受遺者とする遺言は有効か★懐胎前に遺言をした場合に留意すべきこと・第三者提供の精子(卵子)を用いた体外受精児でも相続人となり得るか★非配偶者間の人工授精、体外受精を行う場合に留意しなければならない点・父の意に反した体外受精によって生まれた子は父の遺産を相続できるか★配偶者間の人工授精、体外受精を行う場合に留意しなければならない点・母が胎児を中絶した場合、母は相続人の欠格事由に該当するのか【事案9】 民法985条2項の停止条件(民法991条の担保請求への対処) 論 点・停止条件付遺言とは何か・停止条件付遺言と負担付遺言の違いとその判断基準★停止条件付遺言や負担付遺言をする場合に留意すべき事項・遺言者において動機の錯誤があった場合に、遺言の無効を主張できるか 58 69 76 民法における事情変更への対処のための規定(執行を困難又は不能にする規定)

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