若特
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116 キーワード  【困った人】 キーワード  【教育指導】【魚を釣る方法】照ください。 上司に助力をお願いしましょう。解 説 上司が自分を「助けて」くれる典型的なシチュエーションは「ナイスではない人の撃退」です。ビジネスにはナイスではない人や困った人がいます(→Q79)。ビジネスの「ナイスではない人」とのトラブルが起こった場合,もちろん,自分から直接キーパーソン(→Q58)にお願いし,ナイスではない人を大人しくさせてもらうことも選択肢です。ただ,実際には自分でビジネスのキーパーソンを動かすことは若手法務パーソンにとっては容易ではありません。 そして,その場合にはまさに「上司」を使ってビジネスのキーパーソンを動かしてもらうことが重要です。ここでいう「上司」は直属の上司のこともあれば,上司よりも更に上位の方のこともあるでしょうが,上司に相談することで,上司自らビジネスのキーパーソンと話をつけてくれたり,もっと上の法務のキーパーソンを引っ張り出してその人にビジネスのキーパーソンと話をつけてもらう等,「ナイスではない人の撃退」にとって非常に役に立ちます。 また,キーパーソンを動かさなくても,例えば,ビジネスが動こうとしないが,先手を打って対応する必要がある,といった場合,法務の上司にお願いして会議に入ることに同意していただき,ビジネス側担当者もその上司を入れた会議を開催してほしいとして打診すれば,ビジネス担当者限りでは動かなかったものが動くようになるかもしれません(「法務も上司を入れるのでそちらも」という方がビジネス担当者側の上司を入れるよう頼みやすいでしょう)。 自分の考えを持っていること,自分の考えに固執し過ぎず素直なこと,第2編 法務パーソン編83 「ナイスではない人」対応で困っています。解決策はありますか?84 上司に指導してもらいたいです。良い方法はありますか?

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