若特
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ii例外もありますし,いずれも3人の議論の成果ですので,どれが誰の原稿かを対外的に明らかにすることはせず,全体が3名の共著となっています。なお,ronnorは,自分が新人の頃知っておきたかった事項を伝えることが,悩める若手弁護士にとって役に立つのではないかと考えており,Twitter上で「#新人法務パーソンへ」というタグで投稿しており,また,ronnorとdtkは本書と同趣旨のブログ記事をいくつか書いていたところ,一部のQ&Aはこのような「原案」のあるものも含みます。とはいえ,大幅に加筆を施しています。 確かに事務所や会社によって若手弁護士(企業の場合,資格の有無を問わない法務パーソンを含む)の置かれている状況や悩みの解決方法が異なる部分はあります。しかし,そのような限界は十分に理解した上で,共著者間で協議をしながら「多数の組織で当てはまりそうな事項」を「例外の存在を前提とする一般論」として示そうとしています。本書の内容が,自分の置かれている組織の状況等と比較をして頂く際の「軸」になることで,読者のお役に立てることを期待しています。 第1編は法律事務所所属弁護士である読者にとって有益なもの,第2編(及び第3編第3章,第4章)は,弁護士資格の有無にかかわらず全ての法務パーソンである読者にとって有益なもの,そして第3編は,現時点で法律事務所所属か,企業所属かを問わず,全ての若手弁護士である読者にとって有益なものではないかと考えています。 著者らは,テクノロジーが進化する2023年においても,弁護士業務,特に企業の内外を問わない企業法務業務には付加価値及び魅力があると信じています。そのような時代における,「悩める若手弁護士」「悩める若手法務パーソン」のお役に立てればと考えております。 2023年3月はじめに共著者一同(京野哲也=ronnor=dtk)

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