平等
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【図表1─1】 ジェンダー・ギャップ指数(2022年)4第1章 日本のジェンダー平等の現状と「遅れ」(出典)内閣府男女共同参画局「共同参画」2022年8月号12頁より引用② IPU「女性国会議員比率の世界ランキング」によれば,日本の衆議院議員の女性比率は,2022(令和4)年9月1日現在,9.9%,世界190か国中164位である。下院(又は一院)の世界平均は,26.5%,アジア平均21.2%と比べて著しく低い。4)参議院(上院)では,2022年7月10日選挙で女性が史上最高の35人(28%)当選して,全体(248人中)で25.8%になった。二院制を採用している81か国中37位である。上院の女性議員比率世界平均は,2022年9月1日現在25.9%,アジア平均19.2%である。120位)より向上したかに見えるが,そうではない。調査対象国数が前年より10か国減少しており,総合スコアも前年65.4(100点換算)から65.0に下がっている。特に経済分野が60.4から56.4に低下し,女性の労働参加率や管理職比率低下の影響が明らかになった。政治分野は前年(156か国中147位)と同じく1桁の6.1で,146か国中139位と世界ワーストテンであることに変わりはない。もはや「先進国最下位」でなく「世界最下位」に近いことがわかる。

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