在施
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15トを読み込むことが必須であろう。第2介護保険を利用するまでの流れ⑵ 審査請求についてア 審査請求を選択すべき事情《scene1》Tは,一人で暮らしているAさん(80歳,女性)の成年後見人に就任した。Aさんは年金月額10万円,家賃4万円,預貯金は数十万円程度であった。就任時は要介護1であった。その後,Aさんは認知症が進行するとともに,歩行が困難となったので,DSやHHの回数を増やすために,5月1日に更新の申請をした。関係者との協議の段階では要介護4くらいではないかということだった。なお,要介護認定の有効期間の終期が5月31日であった。そこで,Tは要介護4(3万938単位)を想定して認定前の5月1日からこれらのサービスを増回し,限度額一杯まで利用した。しかし,認定では要介護2(1万9705単位)であった(有効期間は5月1日から10月31日まで。)。このままでは,1か月当たり(3万938単位−1万9705単位=)1万1233単位×10円=11万2330円を自費で支払う必要が生じてしまう。Tとしてはどのようにすればよいか。〈時系列〉5月1日:更新の申請5月21日:原処分(要介護2)5月31日:要介護1の認定の有効期間の終期5月1日から5月31日まで:サービスを3万938単位利用6月1日:①審査請求+②再度の申請(区分変更の申請)7月1日:①審査請求により原処分取消し+②再度の申請(区分変7月15日:①要介護4の認定更の申請)は要介護4の認定

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