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3§離婚原因の検討 Q18 1号離婚「不貞行為」 80 84 91夫が申立人,妻が相手方となっている離婚調停事件の妻側の代理人として事件を受任しています。調停離婚を成立させるにあたって,当事者に事前に説明するべき点等を教えてください。依頼者(妻)から,夫が知らない女性と頻繁に「愛している」等というメールをしており,さらにその女性と1泊で旅行に行ったようだという相談を受けました。夫の行為は,民法770条1項1号の「不貞行為」に該当するでしょうか。その後,夫は不貞行為を認め妻に謝罪しましたが,裁判をする場合,どのような証拠が必要でしょうか。妻は謝罪を受けて不貞行為を一度は許したそうですが,時間が経つにつれ心の傷が広がるばかりであり,同居生活は困難な状況となりました。この場合,一旦は不貞行為を許したのだから,離婚原因は消滅したと判断されるのでしょうか。依頼者より,夫がアルツハイマー型認知症を発症したので離婚をしたいという相談がありました。民法770条1項4号の「強度の精神病」に当たりますか。夫が統合失調症の場合は,医師の診断書さえあれば離婚ができるのでしょうか。Q20 婚姻を継続し難い重大な事由 民法770条1項5号の離婚原因として,「婚姻を継続し難い重大な事由」がありますが,具体的にはどのようなことをいいますか。家庭での配偶者からの暴力(DV)やハラスメントは,モラル・ハラスメント(モラハラ)とも呼ばれることもあり,近年モラハラに対する主張が多くなっているようですが,DVとの主張の違いはありますか。職場の上司からのパワハラについてもモラハラと呼ばれixQ16 地裁との併合審理 Q19 4号離婚「強度の精神病」 Q21 DV・モラハラの基本的考え方 76 76 69依頼者(妻)の代理人としてこれから離婚訴訟を提起する予定です。地方裁判所に夫と不貞の相手方に対する慰謝料請求を先行して提訴したところだったのですが,これらを離婚裁判に併合して審理してもらうことはできるでしょうか。Q17 離婚成立を見越した事前準備 72

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