離パ
14/54

103精神的暴力・ハラスメントによる精神的被害を訴える依頼者に対し,実際にはどのように対応すればよいですか。 107 111 111DV防止法は,離婚相談の際,どのように適用ができるでしょうか。別れた夫や恋人からの暴力でも適用されるのでしょうか。また,見たくないポルノビデオを見せられたりするなどの行為がある場合,DV防止法は適用されますか。 95 981§Q26 離婚相談におけるDV防止法の適用 るようですが,違いは何でしょう。依頼者(妻)が,夫から「人間的価値が低い!」とか「妻として母として女として失格だ!」などと毎日罵られ,反論すると「何を反省しているか言ってみろ!」「全然反省していない。最初からやり直しだ!」などと一晩中説教され,死にたいと思っていると相談を受けました。夫の精神的暴力は,民法770条1項5号の「婚姻を継続し難い重大な事由」に当たりますか。また,離婚を主張する場合の留意点は何でしょうか。DVは殴る蹴るといった身体的暴力が注目され,被害者の精神的コントロールや支配で苦しんでいる人が多くいます。加害者は被害者を直接殴る蹴るしなければ問題ないと主張したりしますが,どう対応すればよいでしょうか。依頼者(妻)から先日,夫から離婚の訴状が届いたとの連絡を受けました。依頼者(専業主婦)には自閉症と診断された中学1年生の息子がいますが,夫は息子の自閉症に向き合わず会社の同僚と不貞関係に陥り,離婚したいと一方的に述べて5年前に家を出て行ってしまったようです。このような有責配偶者からの離婚請求に対して,依頼者は少なくとも子どもが成人になるまでは離婚に応じるつもりはないとのことですが,どのように対応すればよいのでしょうか。xⅡ 別居前の相談Q22 精神的暴力・ハラスメントと離婚原因 Q23 精神的暴力・ハラスメントに対する誤解と対応 Q24 精神的暴力・ハラスメントの被害への対応 Q25 有責配偶者からの離婚請求 DVによる別居の相談

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る