2本書の目的ながら知識を吸収できるよう工夫したつもりです。また、知識の確認のため、ベテラン職員の方々にも御一読いただければ幸いです。本書が少しでも戸籍事務の適正処理に役立つことを願ってやみません。 戸籍事務は、人の身分関係を公証するものですから、一度誤ると、その訂正に膨大な時間と労力を要します。また、重大な過誤が生じた場合、訴訟に発展する可能性も否定できません。 法務局も市区町村も人事異動のサイクルが早くなり、戸籍事務に習熟した職員も少なくなっています。そういった事情もあり、新たに戸籍事務担当部署に着任した職員は、可能な限り速やかに最低限の事務処理ができるようになる必要があります。そのため、おおまかではあっても、重要なポイント及び誤りやすいポイントを一通り確認することが必要です。そういった場面で、楽しみ本書の目的
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