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7シーン1 2012年2月24日社会福祉協議会の成年後見支援センター「あじさい」にてシーン1 2012年2月24日社会福祉協議会の成年後見支援センター「あじさい」にてのお部屋にどうぞ。 ちえさんが部屋に入ると、吉田さんが香りのよいコーヒーを持ってきてくれた。 成年後見支援センターって何か難しそうな名前だったけど、話しやすそうな人でよかったなあと思いながら、ちえさんは、日頃心配に思っていることを、ぽつぽつと話し出した。シーン1 「こんにちは」 ちえさんは、藤澤市の社会福祉協議会が運営している成年後見支援センター「あじさい」の受付に声をかけた。たくさんの人が忙しそうに働いている中で、「はーい!」 元気のよい声が奥から聞こえてきて、相談員の吉田志乃さんが笑顔で近づいてきた。ちえ   :3日前にお電話した花野ちえと申します。あの……。吉田相談員:花野さん、お待ちしていました! 相談員の吉田志乃です。こちらちえ   :あら、おいしいコーヒーね。吉田相談員:私、コーヒー入れるのうまいんですよ。これ私のオリジナルブレンドなんです。おかわりは自由ですから遠慮なく言ってくださいね。……ところで、今日はどんなご相談で来られたんですか?・自分にもしものことがあったらウメさんの世話はどうなるのか?・できる限り自宅で暮らしたいが、自分が病気になってしまったら、あるいは認知症になって何もわからなくなったら、誰に、財産のことや身の回りの世話をお願いしたらよいのか?・自宅で急に孤独死してしまったら、誰が気がついてくれるのか?・死んだ後のお葬式や、お墓のことを、誰かに頼めるのか?2012年2月24日社会福祉協議会の成年後見支援センター「あじさい」にて

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