1_農生
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第1編第1章農地に関する法律の変遷第1節 農地に関する法律 農地関連の法律である,農地法,農業経営基盤強化促進法,農業振興地域の整備に関する法律,農地中間管理事業の推進に関する法律,都市農業振興基本法は,それぞれの法の目的,趣旨に基づき,農地の利用や振興などの政策,自治体レベルでの計画策定の基礎となっている。 これらの法律は,規律上も,実務上も,相互に関連し合い,影響し合うことも想定されている。以下に,それぞれの法律について,内容を確認する。1農地法1 農地法(昭和27年法律第229号)は,1952(昭和27)年に制定され,これまで日本の食糧事情や,土地政策など社会情勢の変化に伴いその制度目的や政策は様々な変化を遂げ,現在に至る。本節では,制度制定から現在までを第1編 農地概説1第1節 農地に関する法律 日本における農地に関する法律で最も重要であるとされる「農地法」をはじめ,農地に関する法律は,農地をめぐる社会情勢を踏まえながら,様々な変遷を遂げ,現在に至る。本章においては,農地法,都市計画法,生産緑地法など,農地に関する法律の概要と制度の変遷について解説する。♺♺♺♺♺♺♺♺♺♺♺♺♺♺♺♺農地概説

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