第3版 戸籍のためのQ&A「離婚届」のすべて
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初版 はしがきvi確認の問題等があり,加えて渉外的婚姻の件数の増加に伴って渉外的離婚の問題も多く発生しているものと考えられます。したがって,離婚届の取扱いについては,市区町村の戸籍事務担当職員の方々はもとより,戸籍事務に係わる方々にとっては慎重な事務処理が求められ,神経を使う場面が増しているものと思われます。 本書の主たる目的は,離婚の届書の様式に沿って,届書の各欄にどのように記載して届出をすればよいかということを,届出をされる方々の立場にたって解説しようとするものです。 また,離婚届は,前述のとおり届出事件の増加に伴い,届書に記載する内容も多様になっているものと考えられことから,本書が届出をされる方々の届書記載のヒントになればと考え,設問(Q)と事例を多く掲げました。 一方,市区町村の戸籍事務担当職員の方々におかれても,届出の内容が複雑で多様化していることから,届出される方々に対して,届書の記載等の説明をする場合には,いろいろな質問を受けるものと考えられます。戸籍事務の適正な処理は,届出をする方々にいかに正確な届出をしていただくかにかかっているといっても過言ではありません。その意味では,届出をする方々に対する届書の記載についての説明も大事であり,前述の届書記載のヒントは,戸籍事務担当職員の方々においても役立つものと考えられるので,答(A)の他に〔注〕を付け加えて,説明をする場合に役立つようにしました。 さらに,届出の内容によっては,経験を積んだ戸籍事務担当職員の方々においても,法令や戸籍先例等を確認する必要性が生じる場合もあると考え,前記の〔注〕の他に〔参考文献〕を掲げ,その文献を参照することによって,より深く理解が得られるようにしました。 本書は,以上のような点に配慮しましたが,何分にも筆者が非力であるため,思わぬ誤りをおかしている点があるのではないかと危惧しております。その点については,読者の皆様のご叱正やご意見をいただき,今後さらに充

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