編集部
書籍を企画・編集する仕事
私たちの会社では、雑誌、単行本、加除式図書、電子書籍など、多様な媒体を取り扱っています。
私たちは、媒体を問わず、各分野で最良の著者を見つけ出し、テーマを設けて、原稿として表現してもらい、それを読者に届けることが、出版社の使命だと思っています。編集者それぞれがアンテナを張り、刊行ニーズのある書籍企画を立案し、誰もが読みたいと思う書き手に執筆を依頼するところから仕事が始まります。
著者が原稿を執筆するということは、そう簡単なことではなく、編集者は、原稿の誤字脱字のチェックはもとより、伝えたいことが伝わる書きぶりになっているか、項目の立て方、表現の仕方、図の使い方を含めて、あらゆる角度から総合的に見ていきます。編集者が、著者の想いを汲み取りつつ、最初の読者として誰よりも厳しくチェックして作り上げた原稿は、説得力を持ち、読者の信頼を得ることができますし、デザイナーとともに、伝わりやすいページレイアウト、目を引くジャケットデザインを考えるのも楽しい仕事です。
営業部
書籍を宣伝・販売する仕事
「出版社の営業」といえば「書店での営業」をイメージされることが多いでしょう。
書店での営業活動のほかにも、専門書籍を直接読者(専門家)に販促し、お届けするという営業活動にも力を入れています。そのため、直接書籍を購入してもらう営業活動の割合が、⼀般的な出版社より高いといえます。
具体的には、市町村(官公庁)を回ったり、読者(専門家)の事務所・研修会先などで書籍を販売したり、様々な場所で書籍や情報発信のための調査を行うなど、多彩な営業活動を行っています。
そのための宣伝媒体の作成、書店や読者(専門家)を束ねる団体に書籍の案内をお願いするための準備をするなど、多彩な営業活動をバックアップするための特徴的な仕事として、社内で受注や配送業務も行っています。
コンテンツビジネス推進部
書籍を電子コンテンツとして情報提供する仕事
私たちは、2つの業務を担っています。
一つは、編集部が製作する書籍を電子コンテンツという形に加工し、書籍流通とは異なる販路で情報をお届けすること。
もう一つは、出版事業を通じて蓄積されたコンテンツ資産を保有しているというメリットを活かし、新たなビジネス分野を開拓することです。
一言で電子コンテンツといっても、用途は様々です。電子書籍にするのか、AIの学習データとして用いるのかによって、PDFがふさわしいのか、HTMLなのか、他の形が良いのか?など製作物の形も変わります。
また、電子コンテンツの販売形態は電子書籍単体での販売が良いのか、サブスクリプションサービスのような形がふさわしいのか?どのように販売するかによって、他社のプラットフォームに乗る、自社で販売するなど検討が必要です。
私たちの部では、今日のように複雑化し、変化の早い時代において、新たな形での情報提供の在り方を考え、議論しながら業務にあたっています。いわば、日本加除出版におけるR&D部門という側面も担っています。
最近では、ベンチャー企業との共同研究や新規事業検証を進めるなど、外部の知見を積極的に取り入れながら、仕事を進めています。
電子商品部
電子コンテンツを企画・開発する仕事
私たちの電子商品部門の主なお客様の一つは、市町村役場の戸籍・住民票関連業務をサポートするシステムメーカー・ベンダーです。
日常生活であまり意識することはありませんが、私たちの名前を表現する文字、あるいは住所に使う地名などに使われる文字は、法令や条例などできちんと定められています。
また、結婚や出産に伴う各種の届出などは、様々な法令や通達などに基づいて運用されています。
例えば、○○町が○○市になり、住所が変わってしまったのに、あなたの住民票の住所が○○町のままだったら、困りませんか?
もし、外国籍の方と結婚するとしたら、どのような書類が必要になるのでしょうか?
市町村役場の職員の方々は日々、様々なケースに応じて住民の方々へ正確なサービスをお届けするよう研鑽を積んでいますが、社会が複雑化する中で法制度や通達をすべて把握することは困難です。
そこで、私たちは、これらを支えるデジタルフォントや法令・通達情報、住所情報などをコンテンツとして製作しています。
市町村職員の方々の業務が円滑かつ正確に進められるようサポートするため、システムメーカー・ベンダーを通じて、電子コンテンツという形で情報をお届けしているのです。
職員の方、システムメーカー・ベンダーの方々の声に耳を傾け、新たな製品の企画・開発、鮮度の高い情報をお届けするのが電子商品部門の仕事です。
総務部
人事、経理、労務、庶務ほか、各部に属さない様々な業務に対応して会社を支える仕事
私たち総務部は、社員の仕事がスムーズにはかどるよう、そして、社員本人とその家族がより充実した生活を送れるように職場環境を整え、サポートをする部署になります。
人事、経理、労務、庶務のほか、施設の管理や文化事業の取組なども総務部の仕事の一つです。
各部に属さない多様な仕事を担っており、ワーク・ライフ・バランスが重要視される現在、様々な分野で複雑な案件にも対応することも多く、担当者それぞれの役割がより重要になってきています。
また、情報技術の発展とともに、法律や制度改正に伴う諸事務の対応が急務であり、日々、よく検討しながら業務に取り組んでいます。